滅離めつり)” の例文
「未熟、未熟。思うにそちはまだ業を蔵し、しん開けず、手頭滅離めつり、たとえばいたずらに騒いで風にも咲かず散らざる半開の花にも似る。わしはまた、明夜来よう。——おさらば」
剣の四君子:04 高橋泥舟 (新字新仮名) / 吉川英治(著)