満沙弥まんしゃみ)” の例文
又古人の満沙弥まんしゃみが行った所の風流を真似て歌を詠んで見たりするのである。又ゆうべともなって夕風が桂の樹にあたってさやさやと樹の騒ぐ時には潯陽江じんようこうの夕景色を想ったりするのである。
現代語訳 方丈記 (新字新仮名) / 鴨長明(著)