“淺間”の読み方と例文
新字:浅間
読み方割合
あさま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大船おほふなはつしてしまへば最早もう國府津こふづくのをほか途中とちゆうなにることは出來できないとおもふと、淺間あさましいことには殘念ざんねんたまらない。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
あの家の者はみんな嫌ひなのに、あの男だけは私にも憎めない。彼は弱々しい心にもいくらか愛情があつた、あの淺間あさましい妹に始終しよつちう氣を附けて世話を
覗くともなく見ると、成程たつた二室の淺間あさまな住居で、雇人などを置く場所があらうとも思はれません。