“深厚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんこう50.0%
しんみり25.0%
じんこう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
衣服に非ざることもまた知れり、衣服のかえりみるに足らざることもまた知れり、常識なき痴情ちじょうおぼれたりというなかれ、妾が良人の深厚しんこうなる愛は、かつて少しも衰えざりし
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
其処そこは何と無く深厚しんみりとして来るのが人情ですわ。かうなれば、貴方、十人が九人までは滅多に気が移るの、心が変るのと云ふやうな事は有りは致しません。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
恵心は台宗問目二十七条をせんして、宋の南湖なんこ知礼師ちらいしに就いて之をただそうとした。知礼は当時学解がくげ深厚じんこうを以て称されたものであったろう。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)