“淡靄”の読み方と例文
読み方割合
うすもや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
漁師りょうしの家でもあろうか。湖畔の家と家の間から見える水面には、茜色あかねいろ淡靄うすもやが立って、それも皆湯のように感じられる。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
アムリは入口の闇に漂っている淡靄うすもやの中で、次から次へと光って来る黄包車ワンポウツの車輪を眺めながら、笑っていった。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)