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海老茶袴
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えびちゃばかま
ふりがな文庫
“
海老茶袴
(
えびちゃばかま
)” の例文
四五年来の女子教育の
勃興
(
ぼっこう
)
、女子大学の設立、
庇髪
(
ひさしがみ
)
、
海老茶袴
(
えびちゃばかま
)
、男と並んで歩くのをはにかむようなものは一人も無くなった。
蒲団
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
今日は船がよほどいつもよりは西へついている。何処の学校だか行軍に来たらしい。生徒が浜辺に大勢居る。女生の
海老茶袴
(
えびちゃばかま
)
が目立って見える。
高知がえり
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
静枝には
海老茶袴
(
えびちゃばかま
)
をはかせて玄関番をさせ、神田小川町の依田
百川
(
ひゃくせん
)
——
学海
(
がくかい
)
翁のところへ漢学をならわせにやるのだった。
市川九女八
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
そのためもあって、先生はいくらか丈夫になり、女学校へ通う時分は前橋まで四里往復ほどの道を
海老茶袴
(
えびちゃばかま
)
で自転車に乗って通ったりしました。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
ただ出口で
海老茶袴
(
えびちゃばかま
)
の二、三と逢ったが、着こなしがいかにも野暮くさく、面相がいくらか内地とは違うなぐらいで、それも軽く擦れ違ってしまった。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
商館の通勤者、税関吏、お茶場女、燈台局の官員さん、
沖仲仕
(
おきなかし
)
、生糸検査所へ初めて採用された
海老茶袴
(
えびちゃばかま
)
、すべて朝まだきの人通りは、みな彼らに道をひらいた。
かんかん虫は唄う
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
海
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
老
常用漢字
小4
部首:⽼
6画
茶
常用漢字
小2
部首:⾋
9画
袴
漢検準1級
部首:⾐
11画
“海老茶”で始まる語句
海老茶
海老茶色
海老茶式部