“洋銀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようぎん50.0%
ドル20.0%
ギン10.0%
ニッケル10.0%
メタル・ダルジェ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはインチキを自ら用いて、大会一等賞の洋銀ようぎんカップをせしめようという目的では勿論ない。
麻雀インチキ物語 (新字新仮名) / 海野十三(著)
洋銀ドル相場でのもうけは、商業とともに投機的で、鉄物屋の方が肌合が荒かったかともおもわれる。いってみれば唐物屋はインテリくさく、鉄商は鉄火だった。
おれも始終そう思っているんだが、おれは洋銀ギンの音の方が性に合っているんだと、言いそうに思われる。
我が愛する詩人の伝記 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
映画で見るように、詰襟つめえりの制服に胸へ洋銀ニッケル証章バッジを付けた丸腰の警官隊が、棍棒を振りまわし、チュウイング・ガムを噛みながら八方へ飛んだ。私服も参加した。
チャアリイは何処にいる (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
床の上にはナポレオン金貨(7)四枚と、黄玉トパーズの耳輪一個と、銀の大きなスプーン三個と、洋銀メタル・ダルジェの小さなスプーン三個と、金貨約四千フラン入りの袋二個とがある。