“泓(し)” の例文
ヒソヒソと匐(は)い進んで行くのであったが、そのうちに闇夜の草花の水っぽい、清新な芳香(におい)が、生娘(きむすめ)の体臭のように、彼の空腹に泓(し)み透って来た。
白菊 (新字新仮名) / 夢野久作(著)