“油煎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あぶらい80.0%
あぶらいり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
村に一人の大悪人だいあくにんがあって寄ってたかって打殺うちころしてしまったが、中には彼の心臓をえぐり出し、油煎あぶらいりにして食べた者がある。そうすると肝が太くなるという話だ。
狂人日記 (新字新仮名) / 魯迅(著)
と罵り合ひ、鋸で幹を伐る音をきかせ、釜の火を焚け、油を沸かせと、油煎あぶらいりの計畫をしてゐる。
春宵戯語 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
ネチネチとトロ火で油煎あぶらいりされるように痛めつけられたら精も根もきて節々ふしぶしまでグタグタになってしまうと、恐れを成さずにはいられまい。
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)