“河海”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かかい71.4%
うみかは14.3%
うみかわ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
例へば山嶽さんがく河海かかい郊原こうげん田野でんや、一も順序ある者なし。故にこれに命名せんと欲せば人間の見聞し得る所の処一々に命名せざるべからず。地名これなり。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
その泣くさまは、青山は枯山なす泣き枯らし河海うみかはことごとに泣きしき。ここを以ちてあらぶる神の音なひ二二狹蠅さばへなす皆滿ち、萬の物のわざはひ悉におこりき。
たとえば「その泣きたもうさまは、青山を枯山からやまなす泣き枯らし、河海うみかわはことごとに泣きしき」というのは、何より適切に噴火のために草木が枯死し河海うみかわが降灰のために埋められることを連想させる。
神話と地球物理学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)