河中かちゅう)” の例文
昨日に比してすくなからず減じた水量のために河中かちゅう巌石がんせきという巌石は、ことごとく高く高くせりあがって、重積した横の、ななめ斧劈ふへきも露わに千状万態ばんたいの奇景を眼前に聳立しょうりつせしめて
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
河中かちゅうの温泉 一月十二日朝五時出立、荷持ちに荷物を持たして東南の山間の溪流に沿うて登りました。その辺は一体に雪が氷になってどうかするとすべり込みそうで余程注意しないと危ない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)