“江戸前”の読み方と例文
読み方割合
えどまえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本来は江戸前えどまえ風に蒸しにかけないで、関西風にじかに焼くがいい。醤油のたれを甘くしないで、直焼きにしたものの方が茶漬けには適する。
鱧・穴子・鰻の茶漬け (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
東京で見る寿司屋の看板のすべては(京阪けいはん地方においても同じ)握り寿司屋であるかぎり、みながみな「江戸前えどまえ」なる三字を特筆大書とくひつたいしょしている。
握り寿司の名人 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
それから飯の味付けは、上方かみがた式に米の中に昆布こぶ、砂糖などでいろいろ加味しては江戸前えどまえにはならない、塩、酢、だけの味付けが本格である。また飯の握りの大きいのは安物やすものである。
握り寿司の名人 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)