きゅう)” の例文
きゅう、君子というものは、自分の本心を率直にいわないで、あれこれと言葉をかざるのをにくむものだ。私はこういうことを聞いたことがある。
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
伏しておもう、それがししつうしなって鰥居かんきょし、門にって独り立ち、色に在るのかいを犯し、多欲のきゅうを動かし、孫生そんせいが両頭の蛇を見て決断せるにならうことあたわず
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
きゅうよ、もしそうだとしたら、それはお前がわるいのではないのかね。いったい顓叟せんゆという国は、昔、周王が東蒙とうもう山の近くに領地を与えてその山の祭祀をお命じになった国なのだ。
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
ゆうきゅうも、季氏を輔佐していながら、遠い土地の人民を帰服させることが出来ず、国内を四分五裂させて、その収拾がつかず、しかも領内に兵を動かして動乱をひきおこそうと策謀している。
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)