“水脈”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みを47.6%
みお45.2%
すいみゃく4.8%
みずみゃく2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水脈みを坊水脈坊。お客様がゐていやかも知れんがおさへて呉れなくちや』と云つた。それから、『飲物のみもの食物たべものも皆さげてくれ。目のまへにあるとまらんから』
島木赤彦臨終記 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
海は青や灰いろの幾つものしまになって見え、その中を汽船は黒いけむりを吐き、銀いろの水脈みおを引いていくつもすべっているのでした。
グスコーブドリの伝記 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
川の上にむらがる雲の姿の変わるたびに、水脈すいみゃくのゆるやかに曲がるたびに、川の感じがつねに変わった。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
「へんだな、みょうだな、だんだん鉱気かなけのねえ山へはいっていくぜ。つかるなア、水脈みずみゃくばかりだ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)