“水兵服”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すいへいふく66.7%
セーラー33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四五日前に除隊になった寺本の喜三さんも居る。水兵服すいへいふく丈高たけたかい男を誰かと思うたら、休暇で横須賀から帰って来た萩原の忠さんであった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
こと小形こがたの「フランネル」の水兵服すいへいふくを、裁縫係さいほうがゝり水兵すいへいめいずるやら、いろ/\取計とりはからつてれる、其間そのまに、大佐たいさより命令めいれいのあつた吾等われら居室ゐま準備じゆんび出來できたので、其處そこみちびかれ
富士洞窟の入口の岩の上に、燁代さんの白い水兵服セーラーが見える。その後の一かたまりの人の中に、捕虜になったオーガン大佐もまじっているのだ。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
燁代さんは、とてもよく似あう赤いベレー帽の下に、ふさふさと黒髪をのぞかせ、水兵服セーラーの姿が花のように美しい。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)