“気付薬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きつけ50.0%
きつけぐすり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二日目と三日目が長途ちょうとの早打には最も苦しい時だという。頭脳あたまは何も考えられなくなって、揺れ方がわるいと、嘔吐気はきけがつきあげてくる。三平は時々、気付薬きつけを口に頬ばっていた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その婀娜女あだものが、涼しい顔をしている間に、馬子や旅人たちは、寄ッてたかッて、次郎に気付薬きつけぐすりを与え、オ——イ、オ——イ、と呼ぶこと二、三度でありました。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)