此里ここ)” の例文
だからお前さんさえ開閉あけたてを厳重に仕ておくれならア安心だが、お前さんも知ってるだろう此里ここはコソコソ泥棒や屑屋くずやの悪いやつ漂行うろうろするから油断も間際すきもなりや仕ない。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
あぶく銭を取ったって、人眼につき易い大場所の遊びはしめえと、そこを踏んで此里ここへ出張ったのが俺の白眼にらみよ。それが外れりゃあ、こちとら明日から十手を返上して海老床へ梳手すきてに弟子入りだ。