“此紙”の読み方と例文
読み方割合
これ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この一狭紙きょうしに、水火両様の奥伝をしたためて、のち此紙これを真ん中から二つに裂き、水の条からはじまる最初の一片と、火のくだりを説いてある後半の別紙と
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「お前さん此紙これを読んで?……奇態なこともあるもんですね」
情状酌量 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
犠牲いけにえの数が重なるにしたがい、此紙これを始終懐中にして供養の呪文を口誦するようにと、おりんは平兵衛へ「一郎殿より三郎殿、おそれありや」の彼の文言を書き与えたのであるという。