“正確”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいかく78.6%
たしか7.1%
ただし7.1%
ただしく7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぼくは、そういわれると、さすがに、はずかしくなりました。ちち自慢じまんした時計とけいが、やはり正確せいかくでなかったのかとおもったのであります。
時計と窓の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
けれども、歌出うたいだしの「秋——」という節廻ふしまわしから拍子の間取まどりが、山の手の芸者などには到底聞く事の出来ぬ正確たしか歌沢節うたざわぶしであった。
深川の唄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
そうして、私達を取り囲みましたが、年長らしい一人の男が、明瞭はっきりした正確ただしい柬埔寨語で、斯う私に話し掛けました。
赤格子九郎右衛門 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「よいか、雲助に若衆殿、拙者の歩いた足の跡を、正確ただしく踏んで来るようにせい。一歩も横へ踏み込むなよ。それには深い訳があるのじゃ! よいか、横手へ踏み込むなよ」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)