歌川国直うたがはくになほ)” の例文
それに反して日陰の薄暗い路地はあたかも渡船の物哀ものあはれにして情味の深きに似てゐる。式亭三馬しきていさんば戯作浮世床げさくうきよどこの挿絵に歌川国直うたがはくになほが路地口のさまを描いた図がある。
路地 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)