“欧州”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おうしゅう66.7%
ヨーロッパ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
学者は社会の進歩の秩序ちつじょとして、団体観念から個人関係に移って行くと説く人もあるが、欧州おうしゅうの進歩は果たしてそういう形跡を現している。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
「ええ、いつかの望遠鏡ですか。まだ来ないんです。なかなか来ないです。欧州おうしゅう航路は大分混乱してますからね。来たらすぐ持って来てお目にかけますよ。土星のなんかそれぁ美しいんですからね。」
土神ときつね (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
日本のように欧州ヨーロッパから遠く離れて、今度の恐ろしい大戦争の苦しみを余り受けなかった国では、左程ではありませんが、私の居りました時分の米国では、一先ず大戦乱が終った後の始末で
私の見た米国の少年 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)