樹心じゅしん)” の例文
紅梅をると血が出る。物事に幼稚な私は、或る折、自分で庭の紅梅の枝を伐り下ろし、樹心じゅしんまでがあざらかにあかいのでおどろいた。その晩、何だかいい気もちがしなかった。
梅ちらほら (新字新仮名) / 吉川英治(著)