横腹よこッぱら)” の例文
と丈助がうっかりして居る処を、おしのは手早く小脇差の鞘を払い、丈助の横腹よこッぱらを目掛け、一生懸命力に任せてウーンと突込つッこむ。
お客がまた私の大嫌だいきらいな人で、旦那とは合口あいくちだもんだから、愉快おもしろそうに話してたッけが、私は頭痛がしていた処へ、その声を聞くとなお塩梅が悪くなって、胸は痛む、横腹よこッぱらは筋張るね
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
八「アヽヽヽヽヽアーいてい、あんたはまア怪我といえば仕方がねいが、人の横腹よこッぱらへ石をっ附けたかなア」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
正「これはどうも恐入った、大変におまんまべ過ぎて居るから駈けると横腹よこッぱらが張って堪らない」