権三ごんぞう)” の例文
旧字:權三
小春日和のうららかさに陽炎かげろうが燃えていた。海岸通りには荷役の権三ごんぞうたちが群をしてやかましく呶鳴り合って居た。外国の水夫が三々五々歩き廻っていた。
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
ごんぞというのは、彼のただ一人の若党の権三ごんぞうのことである。木股村きまたむらの出なので木股きまた権三と名乗れといっておきながら、藤吉郎がぶのは常にごんぞであった。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)