“槿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むくげ83.3%
モクデ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
広い庭を囲っている槿むくげ生垣いけがきを越して、向うには畑を隔てた小家が二、三軒つづいている筈であるが、その灯も今夜は見えなかった。
半七捕物帳:33 旅絵師 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
それもなまじ西洋文学なぞうかがひて新しきを売物にせしものこそ哀れは露のひぬの朝顔、路ばたの槿むくげの花にもまさりたれ。
一夕 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
雨はれて、槿モクデの花の 咲き満ちにけりもくでは槿の方言
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)