“楽土”のいろいろな読み方と例文
旧字:樂土
読み方割合
らくど83.3%
イリジアム16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれど、黄巾党が跋扈ばっこすればするほど、楽土らくどはおろか、一日の安穏あんのんも土民の中にはなかった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夕日ゆうひは、かさなりった、たかやまのかなたにしずんだのであります。さんらんとして、百みだれている、そして、いつも平和へいわ楽土らくどが、そこにはあるもののごとくおもわれました。
深山の秋 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ひややかなる影の谷の中にあるようにしてではなく——おお、そうではなく、——御身があるべきようにして——すなわち、星のずる海の楽土イリジアムなる