“極大”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごくだい75.0%
マキシマム25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから一週間程たったある日のこと、明智小五郎は、一台の古めかしい人力車に、極大ごくだいトランクを運ばせて、警視庁を訪れた。
猟奇の果 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
洋品やで彼女は足袋を買い履きかえた。土産物をいろいろ買った。彼女は極大ごくだいのわさび漬の土産を手に取って、「これ、お店の方にどうかしら?」と私の顔を見た。
朴歯の下駄 (新字新仮名) / 小山清(著)
天の極大マキシマムから地の極小ミニマムへと弾道を描いて揺れ動き、あはや腕がもぎれて混沌の奈辺へでも吹き飛んだかとおもふと、虚空に円を劃したのみで、彼の魂はもとの位置にぶらさがつてゐた。
裸虫抄 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)