“楝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おうち45.5%
あふち36.4%
れん18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前の歌のつづきで、憶良が旅人の心に同化して旅人の妻を悼んだものである。おうちは即ち栴檀せんだんで、初夏のころ薄紫の花が咲く。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
そのほかには椿、鼠冬青木ねずみもち、とべらなどの常盤木が混り、落葉樹にははぜならあふち、其他名を知らぬ幾多の雜木がある。
庭さきの森の春 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
彼の「センダンは双葉ふたばより香ばし」と唱うる「せんだん」はすなわち栴檀でそれはれんの「せんだん」ではない。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)