楊梅瘡やうばいさう)” の例文
いや、金花はこの瞬間、彼女の体に起つた奇蹟が、一夜の中に跡方もなく、悪性を極めた楊梅瘡やうばいさういやした事に気づいたのであつた。
南京の基督 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
所が彼是かれこれ一月ばかり前から、この敬虔けいけん私窩子しくわしは不幸にも、悪性の楊梅瘡やうばいさうを病む体になつた。これを聞いた朋輩の陳山茶ちんさんさは、痛みを止めるのに好いと云つて、鴉片酒あへんしゆを飲む事を教へてくれた。
南京の基督 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)