“棠助”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たうすけ50.0%
とうすけ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当時伊沢氏の子供は榛軒の棠助たうすけが四歳、常三郎が三歳であつた。益は棠助を乳母に託して、自ら常三郎を養育してゐたのであらうか。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
丸山の棠軒が家には、此年九月二十一日に嫡男棠助たうすけが生れた。棠軒公私略に「己未九月廿一日夕男子出生、名棠助」と云つてある。即今のめぐむさんである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
柏軒の正妻狩谷かりやたかの生んだ子は、幼くて死した長男棠助とうすけ、十八、九歳になって麻疹ましんで亡くなった長女しゅう、狩谷棭斎えきさいの養孫、懐之かいしの養子三右衛門さんえもんに嫁した次女くにの三人だけで
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)