“梟物”の読み方と例文
読み方割合
さらしもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「若い衆さん、お前、人間の首の梟物さらしものを見たことがありなさるかい。見ない方がいいねえ、わけて出世前の者は、そんなところは見ない方がいいがねえ」
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
しかも梟物さらしものになって、台の上へのせられているところの図にまぎれもありませんから、血のめぐりの悪い与八も、驚かないわけにはゆかなかったものです。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
十本のかすがいで足にくっつけ、その真中に二本の釘を押立おったてて、その下を土で固め、それへ人間の首をつき刺して、そうして、梟物さらしものが出来あがるんだよ。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)