梁上りやうじやう)” の例文
一旦事あれば鼠糞そふん梁上りやうじやうよりちてだに消魂の種となる、自ら口惜しと思へどせんなし、源氏征討の宣旨せんじかうむりて、遥々はる/″\富士川迄押し寄せたる七万余騎の大軍が、水鳥の羽音に一矢いつしも射らで逃げ帰るとは
人生 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
梁上りやうじやう君子くんし梁下の踊りかな
折々の記 (旧字旧仮名) / 吉川英治(著)