“杭打”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くいう33.3%
くいうち33.3%
くひう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あくどい蒼蠅うるささがわりに少なくて軽快な俳諧といったようなものが塩梅されているようである。例えばドライヴの途上に出て来るハイカラなそま杭打くいうちの夫婦のスケッチなどがそれである。
映画雑感(Ⅴ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
それは、両国橋を新らしく架け変えているのであるが、水に浸り泥まみれになって、杭打くいうちをしている人足たちの姿を、新八はぼんやりと眺めていた。
二人はそれには頓着なしでずん/\あらぬ方向へ行つた。そこらには倉庫が新らしく建たうとして、杭打くひうちの綱引女がだらしなくやすんでゐた。
煤煙の匂ひ (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)