“有栖川”の読み方と例文
読み方割合
ありすがわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宮様は幼いころから有栖川ありすがわ家と御婚約の間柄であったが、それが徳川将軍に降嫁せらるるようになったのも、まったく幕府の懇望にもとづく。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
有栖川ありすがわは東征大総督となり、西郷は参謀となって、江戸に向かってきた。西郷は、江戸焼き打ちということを考えた。
実相院あとの一廓は、水落寺みずおちでらの隣り地で、有栖川ありすがわの流れと、上小川かみこがわの流れと、ふた筋の水脈に挟まれていて、応仁の乱の折には、一帯に焼け野原となったところで、今でも庭木を植えなどする時は
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)