“曾皙”の読み方と例文
読み方割合
そうせき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
曾皙そうせきは、それまで、みんなのいうことに耳をかたむけながら、ぽつん、ぽつんとしつを弾じていたが、先師にうながされると、がちゃりとそれをおいて立ちあがった。そしてこたえた。——
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
曰く、暮春ぼしゅん春服既に成り、冠者かんじゃ五、六人、童子どうじ六、七人を得て、(水の上)に沿(浴)い舞雩ぶう(の下)にいたり詠じて帰らん。夫子喟然きぜんとして嘆じて曰く、吾は点にくみせん。三子者出でて曾皙そうせきおくる。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
子路と曾皙そうせき冉有ぜんゆう公西華こうせいかが先師のおそばにいたとき、先師がいわれた。——
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)