“晒（さらさ）” の例文

後から差（さし）のぞく空善の眼に映ったのは、白々と晒（さらさ）れた骸骨——しかもボロボロの着物を着け、刀を抱えて悠然と何やらに凭（もた）れて居るではありませんか。

大江戸黄金狂 (新字新仮名) ／ 野村胡堂(著)

“晒”の解説

晒（さらし）とは織物や糸から不純物を除去して漂白する工程、また漂白された糸でできた織物被服学辞典/晒。
現代では過酸化水素水や晒粉を用いて化学的に色素を抜く手法がとられる繊維の百科事典/晒が、積雪と日光を用いた「雪晒」（ゆきざらし）、天日と水を用いた「野晒」「天日晒」などの伝統もある。そのままでは染色に適さない木綿や麻に対して行われるきもの用語大辞典/p413。「さらし」のみで晒木綿を指す場合もある日本国語大辞典。
晒の麻織物としては野州晒が広く知られる被服学辞典/晒。
(出典:Wikipedia)

晒	漢検準1級 部首:⽇ 10画