“易州”の読み方と例文
読み方割合
えきしゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
盛庸等、大同だいどうの守将房昭ぼうしょうげきし、兵を引いて紫荊関しけいかんに入り、保定ほていの諸県を略し、兵を易州えきしゅう西水寨せいすいさいとどめ、けんりて持久の計をし、北平をうかがわしめんとす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
そして易州えきしゅうまで来ると、曹操にとって、不慮の心配事ができた。それは彼を扶けて常に励ましてきた郭嘉かくかが、風土病にかかって、輿こしにも乗っているにたえなくなったことである。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けれど彼は、日々、易州えきしゅうに残してきた愛臣郭嘉の病態を思うことを忘れなかった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)