“昃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かげ80.0%
かたぶ10.0%
ひかげ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分の舟は比較的岸に近くおり、供舟はやや向うに漕出しているのであろうか、半ばかげった水の上に、供舟の人たちが夕日を浴びているのが見える。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
久しく自然主義の淤泥おでいにまみれて、本来の面目を失してゐた人道ユウマニテエが、あのエマヲのクリストの如く「日かたぶきて暮に及んだ」文壇にふたたび姿を現した時、如何に我々は氏と共に
あの頃の自分の事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ひかげりし障子四枚や時雨しぐれ来し
七百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)