じゅん)” の例文
そして三じゅんを越えないうちに、婿入りの前よりも、ずっとずっと強き精力の持主とはなっていた。
ヒルミ夫人の冷蔵鞄 (新字新仮名) / 海野十三丘丘十郎(著)
よわいもすでに七じゅんを越されているのに、きょうの戦場で三人の若い大将を討ち、一人の大将を生擒いけどってこられるなど、まったく壮者も及ばぬお働き、実に驚き入りました。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
横須賀の軍港を出てから、もう二じゅんに近い日数が流れた。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それが、天正てんしょう十一年、三月上じゅんのことである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)