日課地蔵絵にっかじぞうえ)” の例文
その清子は、病夫貞氏と共に、まったく表方には姿をみせず、隠居所の別殿にこもって、近ごろは“日課地蔵絵にっかじぞうえ千枚”の発願ほつがんに他念もない。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)