“日華”の読み方と例文
読み方割合
にっか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから五年ばかりって、日華にっか事変の最中、京都の出版社が、京大の梅原末治うめはらすえじ教授のところへ、考古学の本を一冊書いてもらいたいと頼みに行ったことがある。
日清にっしん 日露にちろ 日華にっか とじゅんをおって古びた石碑せきひにつづいて、新らしいのはほとんど白木しらきのままのちたり、たおれているのもあった。そのなかで仁太や竹一や正のはまだ新らしくならんでいた。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
姉の富佐子ふさこは、結婚けっこんしていたけれど、良人が日華にっか事変の当時出征しゅっせいして戦死してからと云うもの、勝気で男まさりなところから、子供のないままに、野菜荷をかついで東京の町々へ売りに行って
河沙魚 (新字新仮名) / 林芙美子(著)