“无言”の読み方と例文
読み方割合
むごん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これはもし行者にことばをかけ、行者あやまつてことばをいだせば行やぶれたるゆゑ、はじめよりぎやうをしなほすゆゑ也。又无言むごんの行はせざるもあり。
このゆゑに此たばねたる稿わらおびにはさみてはなたず。またぎやうの中は无言むごんにて一言ひとこともいはず、又母のほか妻たりとも女の手より物をとらず、精進潔斎しやうじんけつさい勿論もちろん也。
かゝる僧なれば年毎としごと寒念仏かんねんぶつぎやうをつとめ、无言むごんはせざるゆゑ夜毎よごとに念仏してかねうちならし、ものにまゐりしかへるさ二夜に一度はかのはしに立て年頃おぼれしゝたる者の回向ゑかうをなししに