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旗
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フラフ
ふりがな文庫
“
旗
(
フラフ
)” の例文
旗
(
フラフ
)
は
戦
(
そよ
)
と風もない炎天の下に死んだ様に
低頭
(
うなだ
)
れて
襞
(
ひだ
)
一つ揺がぬ。赤い縁だけが、手が触つたら焼けさうに思はれる迄燃えてゐる。
氷屋の旗
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
双肌
(
もろはだ
)
脱いだ儘
仰向
(
あふむけ
)
に寝転んでゐると、明放した二階の窓から向ひの氷屋の
旗
(
フラフ
)
と乾き切つた瓦屋根と真白い綿を積み重ねた様な夏の雲とが見えた。
氷屋の旗
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
それも
暫時
(
しばし
)
。夏ももう半ばを過ぎるのだと思ふと、汗に濡れた肌の気味の悪さ。一体何を自分は為る事があるのだらうと思ひ乍ら、私は復死んだ様な氷屋の
旗
(
フラフ
)
を見た。
氷屋の旗
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
“旗”の意味
《名詞》
遠方にある意図を伝えたり、集団などを識別できるよう、色分けしたり模様などを書いた布。
語義1の布に書かれる、特定の集団等を表象するための意匠。
(出典:Wiktionary)
“旗”の解説
旗(はた)は、布や紙などの薄い素材を竿などの先端に付けて空中に掲げたものである。万国旗のように綱に付ける場合もある。
(出典:Wikipedia)
旗
常用漢字
小4
部首:⽅
14画
“旗”を含む語句
旗幟
旗亭
旗下
旌旗
白旗
旗竿
幡旗
日章旗
幟旗
旗手
旗本
御旗
小旗
一旗
豊旗雲
赤旗
莚旗
信号旗
旗本奴
旗持
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