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旗本奴
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はたもとやっこ
ふりがな文庫
“
旗本奴
(
はたもとやっこ
)” の例文
旗本奴
(
はたもとやっこ
)
ではない。といって、
町奴
(
まちやっこ
)
では勿論ない。が、いわば
巷
(
ちまた
)
の
侠
(
きょう
)
である。町の
男伊達
(
おとこだて
)
である。喧嘩渡世という看板をあげているとおり、喧嘩なら、何でも買うのだ。何でも買う。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
旗本奴
(
はたもとやっこ
)
と
町奴
(
まちやっこ
)
、それと並び称された浪人組、衣裳も
美々
(
びび
)
しく派手を極め、骨柄いずれも立派である。その数合わして六七十人、真昼間の春の盛り場で、華やかに切り合おうというのである。
二人町奴
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“旗本奴”の解説
旗本奴(はたもとやっこ)は、江戸時代前期(17世紀)の江戸に存在した、旗本の青年武士やその奉公人、およびその集団、かぶき者である。派手な異装をして徒党を組み、無頼をはたらいた。代表的な旗本奴は、水野十郎左衛門(水野成之)。代表的な団体が6つあったことからそれらを「六方組」(ろっぽうぐみ)とよび、旗本奴を六方(ろっぽう)とも呼ぶ。
同時期に起こった町人出身者のかぶき者・侠客を「町奴」と呼ぶ。
(出典:Wikipedia)
旗
常用漢字
小4
部首:⽅
14画
本
常用漢字
小1
部首:⽊
5画
奴
常用漢字
中学
部首:⼥
5画
“旗本”で始まる語句
旗本
旗本輩
旗本屋敷
旗本退屈男