斗拱ときよう)” の例文
その間にはなお斗拱ときようや勾欄の細やかな力の錯綜と調和とが、交響の大きい波のうねりの間の濃淡の多いささやかなメロディーのように、人の心のすみずみまでも響きわたるのである。
偶像崇拝の心理 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)