“文反故”の読み方と例文
読み方割合
ふみほご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茶をたてさせてみたり、台所で煮物をさせたり、小さな買物の帳面をつけさせたり、さりげなく古い文反故ふみほごを読ませたりした。
契りきぬ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
私はこの落書めいた一ひらの文反故ふみほごにより、かれの、死ぬるきわまで一定職に就こう、就こうと五体に汗してあせっていたという動かせぬ、げんたる証拠に触れてしまったからである。
狂言の神 (新字新仮名) / 太宰治(著)