“敧立”の読み方と例文
読み方割合
そばだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新宿の方角からは、電車の響がうなるように伝わって来る。丁度、彼が寂しい田舎いなかに居た頃、山の上を通る汽車の音を聞いたように、耳を敧立そばだてて町の電車の響を聞いた。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)