放蕩惰弱ほうとうだじゃく)” の例文
どういうわけか人の道を忘れた放蕩惰弱ほうとうだじゃくなもののいとわしい身の末が入相いりあいの鐘に散る花かとばかり美しく思われて、われとても何時いつか一度は無常の風にさそわれるものならば
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)