“撲殺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼくさつ47.4%
うちころ26.3%
なぐりころ15.8%
ぶちころ5.3%
ぶっころ5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だからこの二つの主義はいつでも矛盾して、いつでも撲殺ぼくさつし合うなどというような厄介なものでは万々ないと私は信じているのです。
私の個人主義 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
なんぢおとにもきつらん、白山はくさん狩倉かりくらに、大熊おほくま撲殺うちころした黒坂備中くろさかびつちうはういま自分じぶんちからためさん、いざふれなんぢ力競ちからくらべをしてやうか。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
妖怪より余程よつぽど怖い馬鹿だもの、今夜はもう意見をするんぢやあないから謝罪わびたつて承知はしない、撲殺なぐりころすのだから左様思へ
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
百姓「撲殺ぶちころしてしまえ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
新「何しろうせ此の事が露顕せずにはいねえ、甚藏を撲殺ぶっころして仕舞っておめえと己と一緒に成っていられる訳のものじゃアねえから、今のうち身を隠してえものだ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)