“摯実”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しじつ83.3%
くすみ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あなたの摯実(しじつ)、あなたの熱情。——私はこのごろ、五年前(まへ)六年前の世の中のとかく恋しくなることを何うすることも出来ないのです。
井上正夫におくる手紙 (新字旧仮名) / 久保田万太郎(著)
それでもう少し浮華(ふか)を去って摯実(しじつ)につかなければ、自分の腹の中はいつまで経(た)ったって安心はできないという事に気がつき出したのです。
私の個人主義 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
汝一人に重石(おもし)を背負つて左様沈まれて仕舞ふては源太が男になれるかやい、詰らぬ思案に身を退て馬鹿にさへなつて居れば可いとは、分別が摯実(くすみ)過ぎて至当(もつとも)とは云はれまいぞ
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
汝一人に重石(おもし)を背負(しょ)ってそう沈まれてしもうては源太が男になれるかやい、つまらぬ思案に身を退(ひ)いて馬鹿にさえなって居ればよいとは、分別が摯実(くすみ)過ぎて至当(もっとも)とは云われまいぞ
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)